■健診結果の見方について |
健診の目的は「病気の早期発見」と「生活改善」です。
来年の4月より健診の内容に、保健指導が加わるようで、健診結果を生活改善に役立てるように努めましょう。
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@身長・体重の測定
BMI(体格指数)=体重(s)÷身長(m)2
基準値 18.5〜25.0
※太りすぎは生活習慣病の引き金となるので、注意
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A血圧測定
正常値
最高血圧 90〜140mmhg以下
最低血圧 89mmhg以下
※血圧が高い状態が続くと、動脈硬化や脳・心臓に悪影響がでてくるので気をつけましょう
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B尿検査
蛋白・潜血の陽性反応は、腎臓や尿路系の疾患の疑い。
(健康な人でも疲れなどで、一時的に陽性になることがあります)
ウロビリノーゲンの陽性 肝臓や発熱、便秘等
糖が陽性は糖尿病の疑い
(健康な人でも、先天的に糖が出やすい体質の人もいます)
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C血液検査
○白血球 |
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身体のどこかに慢性的な炎症や、化膿・発熱でも白血球数が増加します。 |
○赤血球・ヘモグロビン(血色素量)・ヘマトクリット |
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基準数値の範囲外は、貧血症 多血症の疑い |
○総コレステロール |
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中性脂肪もHDLも血液中の脂肪分で、身体に必要なエネルギー源となりますが、数値が高くなると、動脈硬化を促して心臓病や脳血管疾患にかかりやすくなります。 |
○肝機能GOT・GPT・γ-GTP |
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臓の状態を見る検査です。有害物質の解毒・たんぱく質の合成など重要な働きをする肝臓ですが、自覚症状が出にくいので要チェックです。数値が高い場合は肝炎・肝硬変へとなる可能性があるので気をつけましょう |
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D心電図
心電図の波形などから心臓の状態を見る検査です。
不整脈・心筋症・心肥大の病気を発見出来ます。
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E肺がん検診
レントゲン写真で肺の状態を検査します。
結核・肺がん・肺気腫などを調べます。 |
F胃がん検診
バリウム(造影剤)を飲んで、胃の形や影などを撮影し、胃の状態を検査します。
胃炎・ポリープ・胃がんなどを調べます。
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※各数値は検査機関によって、多少違いますが、異常ない場合は、これからも健康を維持できるよう生活を心がけましょう。
要再検査の場合でも、もう少し詳しく調べるということで、異常のないことがはっきりする場合も多く、経過観察など、病気であることを断定することではないので、迷うことなく医療機関にて検査を受けましょう
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